自治公民館とは
■自治公民館とは
自治公民館は、住民自治の場であり、教育と生活の接点であると言われている。法的には、公立公民館と区別して「公民館類似施設」と呼ばれている。また、地域住民の学習生活の関連施設としての機能をもっており、人づくり・地域づくりの組織的な対応を図る拠点施設でもある。
■自治公民館の基本的条件
(1)地域住民の総意によって、住民が住民の手でつくりあげ、住民によって運営される社会教育施設の一つである。
(2)住みよい地域づくりのために、住民の希望により、各種の事業を行い、住民の生活・文化の向上を図るとともに、自治能力を高める施設である。
(3)住民の心の拠り所であるとともに、地域の発展や家庭生活、そして個人の向上を中心とした施設である。
(4)地域住民の親睦を図り、相互理解と地域連帯感を高める施設である。
(5)公立公民館並びに関係機関・団体と連絡をとって運営する施設である。
このようなことから、設置住民の主体性、管理と運営の自律性、事業活動の自主性が、自治公民館のもつ基本的条件であるといえる。
■自治公民館の役割と機能
自治公民館は、地域住民の総意によって各種の事業を行い、住民の自治能力と連帯感を高めるなど諸活動を通して住みよい地域づくりに努める。
その事業や活動は、住民の話合いによって民主的に決定され、そのための経費は、地域住民自らが負担し、また、役員や係も住民自身によって選出され運営される。
さらに、自治公民館は住民の財力に応じて設置し、その維持管理も住民の手によって行われるところにその特色がある。
(1)地域住民の総意により、地域住民のために、住民の手によって自治的に運営される組織であり、施設である。
(2)住民の生活の向上と自治能力を高め、明るく住みよい地域づくりを目的とする組織であり、施設である。
(3)住民の心の拠り所であり、住民の学習や交流活動の場・地域活動の拠点としての組織であり、施設である。
(4)地域社会の親睦と融和を図り、相互理解と地域連帯感を高め、コミュニケーションを深める組織であり、施設である。
出典:宮崎県公民館連合会資料より抜粋
